~皇室の花嫁~甘い夜だけ昔の二人に戻れる

伝統として、私が碧さんをまつことが決まっている。

私の場所なのだとやっと自覚できてきた部屋で、ワンピース一枚を身に纏って、ベッドに座り、ふぅっとため息をついた。

まだ肌寒い初春。

蓮と一緒に歩んできた今までが懐かしく、羨ましい。
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