~皇室の花嫁~甘い夜だけ昔の二人に戻れる
『ついこの間まで、蒼にいって呼んでたのにな。』

ベッドの、私のほんのすぐそばに座る。

『映は俺のこと、1人の男としては見てくれないだろ?』

微妙な関係に緊張して固まったままの私は、何も言えない。

『いいよ、わかってる。お前のことは、

本当に小さいころから見てきたんだから。』

不意にくしゃくしゃっと頭をなでられて、私はどうしたらいいかわからなかった。

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