~皇室の花嫁~甘い夜だけ昔の二人に戻れる
『映、こっち向いて?』

そういった蒼さんの方をむこうとすると、

『あっ……』

突然肩を引き寄せられ、首筋に顔を埋める。

『いやっ……』

初めての感覚に、思わず声が漏れてしまう。

静かなこの部屋には、すごく響く。

恥ずかしくなって、顔を伏せると、優しく抱き寄せてくれた。



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