~皇室の花嫁~甘い夜だけ昔の二人に戻れる

皇室の姫君の奥向きのしきたりは、昔から決まっている。

それは、15の年には結婚し、初夜は結婚相手と初めての体の契りをかわすというもの。

そして願わくば、すぐに子供を授かる。
女政のこの国で、母親が政治を行ってくれているうちは、子どもを多く授かれば授かるほど国民から認められる。

つまり、将来有望で、世の安泰をもたらす姫君としてみなされるのだ。



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