guard&search~幕末転生~


「…

俺は死んだのか?」

彼は、私を見据えながら聞いた。

「いや。魂と肉体を分離させた。

魂の無い肉体は、ゆっくり鼓動を止める」


「そうか…


すまん」


彼はしばらく家全体を眺め、何事も無いかのように振り返る。

「…

では、送るぞ」


「あぁ。頼む。

…ところで、一つ聞いていいか?」


「なんだ?」







< 10 / 148 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop