guard&search~幕末転生~
「ハァ…ハァ…
わいは…
わいは…
『山崎烝』や…
『新撰組・観察方山崎烝』や」
今なら、わかるんや。
なんや、たりひんもんが。
そら、たらんはずやんなぁ。
しっくりと、全てがそろい胸の中が暖かくなる。
闇の中から、言葉の主が現れる。
「あんたはんが、
神の使いか…」
全身黒付くめの綺麗なやつが薄く笑って、近づいて来る。
「そうだ。
そして、お前は私の奴隷だ」
「奴隷!?」
「さっき言っただろう?
ついて来るかと。
来ると言っただろう。お前」
然も当然と、ニヤリと言われる。
なんちゅう悪どい顔しとんねん!!!
この日を境に山崎の苦難が始まった…
その話しはまた今度。
「マジかぁああいぃい!!!???」