guard&search~幕末転生~
「はぁぁ…」
道場への道すがら、ついついため息が出てしまう。
ため息の数だけ幸せは逃げるらしいから…
俺の明日はどぶ色まっしぐらだなぁ…
しかし、やけに今朝は嫌な予感がするな…
「俺は、こういう予感は外した事がねぇんだよなぁ…」
「へぇ。
そら、すごいなぁ。
さっすが、副長やんなぁ~」
ぼやきながら頭を掻いていると背後から、間の抜けた関西弁が聞こえる。
しかも、その話し方はなんとも懐かしい。
「………
誰だぁ、てめぇ……」