guard&search~幕末転生~


「…やっぱり、寂しいわ…


覚えとらんってなブフッ」


「勝手なことしてんじゃねぇよ…

馬鹿野郎」


関西弁のやつは、更に後ろから表れた黒付くめのやつに後頭部を容赦なく殴られ悶絶している。


なんだか…見たことがある気がする。


「おぃ…」

「仕方ないやろ!!

嬉しかってんもんっ」

「お…」

「何が嬉しいだ。

いきなり言ったら、ややこしくなるだろう」

「だ…」

「せやかて…


悪かったよ…」

「き…」

「解ればい…」

「聞けえぇー!!

無視か!?無視なのか!?

人の言葉遮ってんじゃねぇえ!!」


「「………。」」


いきなり話しかけて来た男達に、問いかけが遮られ、ついにキレてしまう。

しかも、怒号を上げれば、居たのを忘れてました的な顔をされた。
新手の嫌がらせか?


なんだか、こんなやり取りを随分昔にもしていた気がする。


それが何時だか、解らない。




こみ上げて来る寂しさは何だろう…






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