guard&search~幕末転生~


「なっ!?

ふざけんじゃねぇっ

おめぇに何が分かる!?」


「…さぁ?
気持ちなんぞ知らんが、原因は知っていると言ったところだ…



知りたいか?全てを…」


なんだ…こいつは…

いけ好かねぇ言い方しやがって…


だが…


こいつは、知っている。
信用できると、俺の感は言っていた。


関西弁のやつは固唾を飲んで黙って事の成り行きを見ている。

「全て…か。

知ってんだな?」

「あぁ。
お前の足りないもの全て。


ただし、忠告だ。


知った時、幸せかどうかは知らん。

満たされる事は保証しよう。


それでも、知りたいか?」


満たされる事は保証ね…

その一言に苦笑いが漏れる。


「上等じゃねぇか。

教えろよ…


『今』の俺は足りねぇんだよ」





ニヤリと、お互いに笑い合う。なんとも恐ろしく、悪魔と鬼の笑い合い。


《マジ勘弁やなぁ~

あの絵図ら…

おっそろしやッ!!》






放置された男は思い身震いした…





< 28 / 148 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop