guard&search~幕末転生~
「なっ!?
ふざけんじゃねぇっ
おめぇに何が分かる!?」
「…さぁ?
気持ちなんぞ知らんが、原因は知っていると言ったところだ…
知りたいか?全てを…」
なんだ…こいつは…
いけ好かねぇ言い方しやがって…
だが…
こいつは、知っている。
信用できると、俺の感は言っていた。
関西弁のやつは固唾を飲んで黙って事の成り行きを見ている。
「全て…か。
知ってんだな?」
「あぁ。
お前の足りないもの全て。
ただし、忠告だ。
知った時、幸せかどうかは知らん。
満たされる事は保証しよう。
それでも、知りたいか?」
満たされる事は保証ね…
その一言に苦笑いが漏れる。
「上等じゃねぇか。
教えろよ…
『今』の俺は足りねぇんだよ」
ニヤリと、お互いに笑い合う。なんとも恐ろしく、悪魔と鬼の笑い合い。
《マジ勘弁やなぁ~
あの絵図ら…
おっそろしやッ!!》
放置された男は思い身震いした…