guard&search~幕末転生~
街を歩きながら、行き付けの飲み屋に向かった。
『誠屋』って店で店主の源さんしかいないがかなりうまい。
懐かしい味のいい店だ。
歩いていると、前から人が走って来る。
「あッ!!
ぱっつぁん!左之!」
走って来たのは、藤堂平助だった。
こいつは、俺たちが7才の頃に隣に4才で引っ越して来た頃からの弟みたいなやつだ。
「おぉ、平助~
学校は終わったんか?」
「おう。
今帰りだよ
って今日卒業式だよ~」
今や工業系の大学をでた身。
でっかくなったな…
「そうか~
んじゃ、祝いに一緒に飲み屋行くか!
俺と左之が奢ってやるよ」
「マジかぁ!?
やったッ!!行こう!」
何かな…
3人でいるとすげぇ楽しい。
何時も、刑事やってても、どこか違うって思っちまう。
だけど、新八と平助といると少し満たされる。
「そういや、平助~
お前、就職とかどうしたよ?」
俺は、自分の時かなり悩んだ。平助が心配で聞くと、平助は暗くなる。
「その…さ、
誘いがあったんだけど…断ったんだ…」
「「断った?」」
俺と新八はハモりながらびっくりする。
真面目な平助が…
フリーター!!?