guard&search~幕末転生~
「…了解した。
では、知るといい。
自分達の因果とやらを。
『我は神の使い。神は、お前達に辛く、苦しい運命を与えた。神の慈悲にて、死の痛みに安らぎと、来世の幸せを約束する』」
その声が頭に響くと、沢山の映像が駆け巡る。
刀と鮮やかなダンダラを靡かせる俺。
何時も、隣にいる左之。
油小路で、倒れ笑う平助…
そうだ…
俺たちはずっと仲間だった。
誠の旗に生きた。
『新撰組、2番隊隊長永倉新八』だ。
そこまで理解すると、寂しい別れをした平助にハッとする。
「「平助!!」」
俺と左之は同時に叫び、振り返った。