guard&search~幕末転生~
「!!?」
バッと顔をあげると黒付くめ男の人が立っていた。
人の気配何てなかった。
「どちら様ですか?」
ニコッと笑いながら、そっと木刀に手を伸ばした。
「私なら、お前の寂しさの理由を教えてやれる。
知りたいか?」
怪しい。
怪し過ぎます。
私に警戒心を持たせない彼はなんでしょうね。
怪し過ぎて倒したくなりますね。
「いや…
戦う気は更々無い」
はて。
何で私の考えが分かったんでしょう?
「声に出ているぞ」
「あはは。
わざとです!」
言葉と同時に斬りかかる。
って木刀ですが…ね
ガッ!
私の一撃が、彼の蹴りで防がれた。
「中々…やりますね…」