guard&search~幕末転生~
…何故名前を知っている?
表れた3人は、全身から闘気を迸らせ、不良グループは怯む。
…強い。
木刀の二人はもちろんだが…
黒付くめの青年はさらに強い。
ガッ!
「よそ見してんじゃねぇよ!!」
考えていたら、目の前の男が殴って来た。
続けて繰り出された拳を軽々と避けると、煙草の男が俺に木刀を投げてきた。
「使えるだろ?
総司、手加減しろよ?」
「えぇ?
私は『昔』から手加減は苦手なんです…よ!」
総司と呼ばれた青年は言葉と同時に斬りかかる。
俺も構え、目の前の男に一刀のもとに叩き倒す。
10人の男達をものの数秒で全滅した。
「弱い。
って、土方さん達サボったでしょ!」
「ん?
お前と斎藤ならあれくらい楽勝だろぅが」
総司は、土方と呼ばれた相手にぷりぷり怒りながら俺の方にくる。
「…
木刀、ありがとうございました」
木刀を差し出すとニヤリと笑って受け取った。
「…
あんた達は何者だ?」
「…
斎藤一だな?」