guard&search~幕末転生~
懐かしき人、近藤勇
晴れ渡る空。
道場に1人、座禅をくみ、瞑想する。
俺は近藤勇。
近所の子供たちに剣道を教える近藤道場の主だ。
最近、総司と歳は引っ越したらしい。
楽しそうにしていて、剣に曇りもなく、嬉しい限りだ。
そのくせ、俺は迷ってばかりだ。
剣道に打ち込み、教える事や慕われる時、満たされているが日々に少し憂いがある。
女性に対してもたった1人を見つけたいと思うがなかなか出会いもなく、寂しい限りだ。
「今日も良い天気だぁな~
歳と総司が話しがあると言ってたしな~
紹介したい奴がいると言ってたな…
…ッ!!
もしかして、
恋び「ちげぇッ!!」
…チッ
違うのか~」
「どうして色恋になるんだよ!?
しかも、今舌打ちしたろ!!?」
振り向くと、ブスくれた顔の総司と皺が寄りすぎた歳がいた。
「舌打ちなんて…
聞こえたちゃったか…テヘッ!!」
「可愛いくねぇよ!?
いい歳したおっさんが気持ちワリィよ!?」
歳の遠慮のなさに少し目霞んだ。