guard&search~幕末転生~
「近藤さん!
近藤さんは悪くないです!
ちょっと気持ち悪いし、頭は大丈夫か疑いますけど、私は分かってますよ!」
グサッグサッグサッ
何やら心に刺さった…
目が良く見えないなぁ…
「…総司」
「いいんだ…歳。
それでこそ、総司だ…」
総司のピュアブラックに殺られ、少し暗くなると複数の気配がある。
「歳?
お客様かな?」
歳に聞くと、とても嬉しそうに笑いながら、あぁと答えた。
「こんにちは、近藤さん」
「あはは!やっぱ変わらないんだなぁ」
「だな…懐かしいぜ」
「ちは!!近藤さん!」
「お久しぶりです…局長」
「元気そうで何よりだね」
「ホンマやな~」
知らないはずの青年たちとおじさんに、随分懐かしい気持ちになる。
「…勝手に話すなって何回言えば分かるんだ?
絞めんぞ?」
彼らの後ろから果てしない殺気を放つ人がにこやかに立っていた。