guard&search~幕末転生~
「紅妃殿!
相変わらず、ざ「黙れ」
はい…」
紅妃に一喝され、シュンとなりつつ、道場に座り直す。
紅妃は、全員に合図し座らせた。
「さて、近藤。
実は、今全員で会社を作った。
『guard&search』
警護及び、探偵の会社だ。
皆の総意でお前に局長を頼もうと思うが、どうかな?」
近藤は突然の話しにびっくりして皆を見渡す。
「し、しかし、俺は…」
過去、局長でありながら、皆を苦しめた。
戸惑っていると、原田にバシッと叩かれた。
「近藤さん!
あんたしか、俺たち引っ張れないぜ?」
「だな!
頼むよ!」
原田と永倉の言葉に全員が頷いた。
「今度こそ、私達が支えます」
「山南さんの言う通りだぜ?
俺もいる」
「土方さんじゃないですが、私も今度は病何かに負けませんし!」
「…そうです。局長」
「また、楽しゅうやりましょうや~」
「ほら、皆こう言ってるよ?」
最後には、井上が優しくまとめた。
「俺は…
今や、女性にうつつを抜かす気はない。
また、俺でも良いだろうか?」
俺の迷いも吹き飛ばすように、皆頷いた。
「一緒に暮らしましょうよ!」
総司は明るく、会社のビルに全員が暮らしてる事を教えてくれた。
だが…
「…住まないかな。
此処に、年老いた両親がいるからな…
通いでは、駄目だろうか?」
道場の先代でもあり、俺の両親はもう歳だ。
1人出てはいけない。
「良いんじゃないか。
大切なんだろう。
始める時、また迎えにいく」
そう、優しく微笑み紅妃は笑った。
ありがとう。