guard&search~幕末転生~
しばらくして、志士達の残された肉体を眺めた後、紅妃は自室に向かった。
胸を潰すサポーター付きの詰襟のノンスリーブタイプの服。
ショートパンツ。
男性の着流し。
女性の艶やかな羽織。
鍔の小さな刀をさし、足には沢山のクイナの入ったベルトをつける。
最後は、鉄板入りのブーツをはき、準備は完了する。
「さて…
私も行くか…
『我ら、神が願いに飛翔せん』」
目映い光と共に、紅妃の肉体は揺らめき消えていく。
部屋は、ただガランとし、人の気配はなくなった。
いざ、幕末へ。