【新】延滞先生と図書室で。



樫木先生は日本史の先生である。



頭のなかでは年表が渦巻き、武将たちが毎日、合戦でもしているのだろう。



「……」



この駄々っこが…ね。



「…そーえば浅見、中間で学年トップだったよ?」



ん?



「何がですか?」



「は?日本史以外考えられないんだけど」



え!?



「うそッ、本当!?」



思わず声をあげる。



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