年末時代劇・天神国盗り物語
錚々たる面子を揃えた天神の国。

それを指揮する総大将が、無邪気な遡雫姫だというのだから恐ろしい。

「みんなで、美味しいものいっぱいもらってきてねぇ…」

緩々と手を振る脱力系の姫の合図で、一気に進軍する天神軍。

信長の領土に突入と同時に、アリスカ、苺愛、しまじろうの射撃部隊が、美葉、真晝の弓部隊が遠距離から攻撃して、信長の鉄砲隊を次々と壊滅させる。

そうやって信長軍が遠間での戦闘手段を失った所で、天神新撰組を投入。

鬼神の如き強さを誇る剣豪剣客達が、信長軍の兵卒達を次々と斬り伏せる。

更には舞白、アモル、アスラ、融、リーニアといった超常の力を持つ者達が戦場でその能力を発揮し、龍太郎、小夜、龍娘、茜、葉月ら腕自慢達も存分にその実力を発揮する。

数の上では圧倒的に劣るというのに、誰一人として天神軍に太刀打ちできる者はいない。

信長、涙目。

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