続・私はペットです。雌犬です。
「菊香が居ない時に笹谷さん…優さんのマネージャーから電話来たの」
「え?!何言われたの?!」
「なんかね…今から行くから、その場を動くなって…」
なんでだろう…
あ、もしかして私の持ってる携帯を取りに来るのかな?
これは、元々優さんの持ち物だもんね…
「待つの?」
「うん、一応ね…なんか、必死な声してたし」
やっぱり…
別れろ的な話なのかな?
でも、笹谷さんは違うって言ってたような…
「きっと…夢だったんだね…優さんと出会ったことも…優さんとの思い出も」
「心菜…」
聞きたくないな…
別れ話とか…
でも、逃げるわけにはいかないよね…
この恋に区切りを着けないと、次の恋が出来ないもんね