続・私はペットです。雌犬です。
記者の人が道を空けてくれる
そこをゆっくり歩き出す
歩きながら、驚き過ぎて思考停止した頭をフル回転させる
今…優さんは何て言ったの?
"愛を誓うのは…彼女です"
彼女って…誰のこと?
私の…こと?
え?
私、捨てられたんじゃないの?
頭をフル回転させるものの、状況理解するまえに優さんの元にたどり着いてしまった
そして、目の前にある優さんの手に自分の手を差し出す
すると、手をガシッと掴まれて引き寄せられる
「わふっ…!」
まさか、引っ張られるなんて思ってなかった私は、見事に優さんの腕の中にダイブした