続・私はペットです。雌犬です。
「いつかは、バレちゃうことだったんだ。だから、心菜のせいじゃないよ?」
「でも…」
「俺は、今回の行動が間違いだとは思ってないよ」
私が言葉を発する前に、優さんは言葉を続ける
「桜治ユウを失うより、心菜を失うほうが嫌だったんだ。これは、俺が自分で決めたことだよ。心菜が自分を責めることじゃない」
私の流れる涙を拭いながら、私の目を見て優さんは言う
「お願い…泣かないで?」
チュッと音を立てながら、私の涙の伝う頬にキスをしていく優さん
「笑顔が見たい…」
「…ンッ」
笑顔が見たいと言った優さんは、頬に落としていたキスを唇に移動させた
久々のキスは…
私の涙でしょっぱかった…