続・私はペットです。雌犬です。

「ごめん…やり過ぎた」

「…ん」


力尽きた私を優しく抱き締めてくれる


「でも…泣き止んだね?」

「…ん」


優さんの言う通り
キスをされてる間に涙は止まっていた


「…じゃ、そろそろ…その着ぐるみ脱いでくれない?厚みが邪魔して心菜を触ってる気がしない」


あ…
そう言えば脱いでなかったね

頭は笹谷さんの車の中で外したけど、さすがに下は脱げなかったんだ


「チャック下ろして?」


優さんに背を向けてお願いする

だって、届かないんだもん


「このまま、服も脱がせてい…?」

「…お風呂入ってないから嫌」


バッサリと、優さんの誘いを断る

汗とかで汚れてる体を優さんに見せるなんて、乙女として出来ないよ

< 128 / 148 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop