続・私はペットです。雌犬です。

「この着ぐるみ…どうするの?」

「そのうち、笹谷さんが取りにくるよ」


優さんに手伝ってもらい、脱いだ着ぐるみをまとめながら聞くと、そう返ってきた

着ぐるみを邪魔にならない所に置き、優さんの所に戻ると、両手を広げて座って待っている優さんがいた


「おいで、心菜」


私は、優さんの"おいで"に弱い

おいでと言われたら、逆らえない

だから、今も優さんに導かれて気付けば腕の中


「抱き心地最高…今なら、心菜の匂いだけでイける気がする…」


私の首筋に顔を埋めながら言う優さん


「…えっち…」

「ん。知ってる」


< 129 / 148 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop