続・私はペットです。雌犬です。
「この着ぐるみ…どうするの?」
「そのうち、笹谷さんが取りにくるよ」
優さんに手伝ってもらい、脱いだ着ぐるみをまとめながら聞くと、そう返ってきた
着ぐるみを邪魔にならない所に置き、優さんの所に戻ると、両手を広げて座って待っている優さんがいた
「おいで、心菜」
私は、優さんの"おいで"に弱い
おいでと言われたら、逆らえない
だから、今も優さんに導かれて気付けば腕の中
「抱き心地最高…今なら、心菜の匂いだけでイける気がする…」
私の首筋に顔を埋めながら言う優さん
「…えっち…」
「ん。知ってる」