続・私はペットです。雌犬です。
しばらく抱き締められていると、優さんが私の手を弄り始めた
優しく撫でてみたり
指を絡めてきたり
いったい何?
優さんって手フェチだったの?
そんなことを考えていると、左手薬指にはまっている指輪を抜きとられた
「あ…」
「これは、もう着けなくていいよ」
そう言って、抜き取った指輪を近くのテーブルに置いてしまった優さん
そして、私の目の前に小さな箱を取り出す
え…
コレ…なんかドラマとかで見たことあるシーンだぞ?
「心菜…」
「え…は、はい」
まっすぐ私を見つめる優さんの瞳
緊張する
心臓がヤバい…!