続・私はペットです。雌犬です。

「じゃ、心菜帰ろうか?」


ギュッと手を握られ言われる


「…はい」


コレ以外の返事なんか私にはない

菊香と江藤くんに別れを告げて、私は優さんに引かれながら学校を後にした

もちろん、私は注目の的…

今日が卒業式で良かった…
じゃなきゃ、次の日絶対質問攻めにあってるもん


「来てくれて嬉しいですけど…なんで来ようと思ったんですか?騒ぎになるの目に見えてるのに…」

「ん?ある男に、俺のだって示したかったんだよ」


ある男?
いったい誰?


「こいつ…」


っと出して来たのは、一枚の写真

そこには、私と江藤くんが笑いあってる姿が写っていた

裏には…
"奪われますよ"ってゆう字が…

…あぁ、なるほど…

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