続・私はペットです。雌犬です。

「妬きもちですか?」

「まぁ…そんなとこ」


歯切れの悪い優さんの答え


「私が…江藤くんに奪われると思ったんですか?」

「………」


無言…
図星?


「優さん?」

「…だったら何?」


やっぱり図星

離れて不安だったのは、私だけじゃなかったんだね


「私は、優さんだけです。優さん大好き!愛してます!」


そう言いながら、優さんの腕に抱きつく私

すると、優さんが腰を屈めて…


チュッ…


「…ぇ」

「あんまり可愛いこと言うと…襲うよ?」


何したの?

わかってる…
キスされた…

ココはどこ?

正門から少し離れた道の上
要は人前…

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