続･私はペットです。雌犬です。

｢心菜、真っ赤｣

｢当たり前です！ココ、何処だと思ってるんですか？！｣


正門から少し離れたとは言え、近くにちらほら制服の生徒がいるのに…


｢怒んなよ。誘ったのは心菜だし。ほら、恥ずかしいなら早く乗れ｣

｢え…？｣


いつの間にかたどり着いたのは、コインパーキング

目の前には、当たり前だが車がある


｢免許…あるんですか？｣

｢持ってるよ。免許くらい｣


まぢですか？！
知らなかったです…

だって、車を運転してる所なんて見たこと無かったし…

いつも移動車は、笹谷さんの車だったし…


｢運転…出来るんですか？｣

｢はぁ？出来るけど？｣


少し怒り始めた優さんを察して、大人しく乗り込む

本当に…平気なの？