続・私はペットです。雌犬です。
「ただいま」
鍵を開けて部屋に入る
帰宅の挨拶をしたが、返ってくる声がしない
「…心菜?」
居ないの?
でも、リビングの明かり点いてるよ?
とりあえず、明かりの灯っているリビングに向かう
「ぁ……」
リビングに入って、理解した返事が無かった理由…
心菜はソファーで、すやすやと眠っていた
テーブルには、まだ温かいミルクティー
床には、読んでいたと思われる本が落ちていた
本を読んでて、いつの間にか寝てしまったのだろう
「まったく…クロは、しょうがないねぇ」
ココに寝かせておく訳にはいかないし、眠っている心菜を起こさないように、横抱きにする
抱き上げた一瞬、身動きをしたが心菜は起きることはなかった