続・私はペットです。雌犬です。
何これ…すげー可愛い…
心菜がぎゅっと抱きつくから、俺も負けじと抱き締める
「優さん…指輪…凄く嬉しかった…です」
「あ、気が付いた?」
本当は、デートの時に渡すつもりでいた指輪
でも、デートが中止になってしまったから仕方がなく昨日、疲れ切って寝てしまった心菜の指にこっそりはめた
今朝は、気づいてなかった心菜
きっと学校で気付いたんだろうな
「いつ、はめたんですか?全然、気付かなかったです」
「ん?昨夜、心菜が力尽きた後に、こっそりとね」
そう言うと、昨日のことを思い出したのか赤くなった心菜
そして、それを隠すように、俺の胸辺りに顔を埋めた