続・私はペットです。雌犬です。

「…桜治様が印を付けたくなる気持ち分かる気がする」


ん?いきなり何の話?
印って何?

首を傾げていると、菊香が自分の胸元を指でトントンした


「見えてるよ?キスマーク」

「っ?!」


ニヤニヤ笑っている菊香に指摘されて慌てて隠す


「い、いつから?!」

「さっき、叫んだ時に少し服が乱れたんだよねぇー」


なおもニヤニヤを止めない菊香

うぅ…恥ずかしい…


「愛されてるねぇー。私も彼氏ほしーい!愛されたーい!」


そして、その後も菊香にいじられ続けた




「ねぇ、桜治様って…えっち上手いの?」

「知らないっ!知らないっ!知らなーい!!」


私の大切な休日は、菊香のお陰でとても疲れた一日になった

あ、でも
ケーキは美味しかったね

そこだけは、幸せな時間でした

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