続・私はペットです。雌犬です。
「…鈴音瑠羽さん…彼女だったんですか?」
一番確認しておきたかったことを聞く
「…うん。高校時代に…半年だけ付き合ってた。でも、俺からフッた」
「…なんで?」
あんなに綺麗なのに…
「彼女の浮気。あいつ、俺以外に男が3人いた」
「浮気…しかも、4股…」
でも…
「優さんは…好き…だったんですか?鈴音さんのこと」
「んー…どうなんだろう…当時は、好きだと思ってた気がするけど…今、思えばアレは好きとは違ったかも」
好きだと思ってたけど
違うって…
どーゆう意味?
「皆が欲しがる物って…欲しくならない?…たぶん、それと似たような感情だった」
昔を思い出すかのように語る優さん
皆が欲しがる物が欲しい…