続・私はペットです。雌犬です。

「あの時、好きだと思っていた感情が違う物だって気付いたのは…心菜と出会ってから」

「え?」

「こんなに必死に求めるのはお前だけ」


私の目を真っ直ぐ見て言う優さん

嘘じゃないのは、目を見れば分かる


「…あと、聞きたいことは?」


あと、聞きたいこと…
聞きたいことは…


「私のこと……好き?」


普段あまり聞かない、この問いかけ

だって、なんか重い女みたいで嫌なんだもん


「好きだよ…むしろ、愛してるよ」

「愛っ…?!」


優さんは私が欲しい言葉以上の言葉をくれる

そして、何をして欲しいのか分かってくれる


「おいで?」


優さんが両手を私の方に広げて言う

私は迷わず、その広げられた腕の中に身を預ける

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