続・私はペットです。雌犬です。

「なんで…そんなに見たいの?」


疑問を心菜にぶつける

ドラマの内容も話したし、キスもベッドシーンもあるって話したのに


「先生な、優さんが見たいんです。ただ、それだけです」


先生な俺を?


「なんで?」

「似合いそうだからです」


きっぱり、はっきり言う心菜

理由はそれだけらしい…


「ほら、行かなくていいんですか?」

「あ…ヤバい。じゃ、いってきます」


時計を確認して慌てる

そして、心菜の頭をひと撫でして玄関を出た


今日もドラマの撮影

急がなきゃな…
遅刻なんて迷惑かかることしたくないしね

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