続・私はペットです。雌犬です。
「笹谷さん」
「なんだ?もう、撮影始まるぞ?」
「…嫌な予感がする」
「…え?」
俺の住んでるマンションは高セキュリティなのに、なんで瑠未にバレたのか不思議で仕方がなかった
玄関も、外からは見えない構造になっている
なのに、なんで心菜の存在がバレたのか…
それはたぶん…
瑠未が何らかの方法でマンション入り口を突破したから
このままじゃ、家に押し掛けられるのも時間の問題だ…
だから…
「クロと…しばらく…距離を置く」
「……わかった。お前は、撮影に入れ。その間に、なんとかしておく」
事情を話した笹谷さんはすぐに、協力してくれた
本当、頼りになる
本当に、感謝しています