続・私はペットです。雌犬です。
「しばらく…不安にさせるかもしれない。でも、俺の気持ちは変わらない。俺が愛してるのは心菜だから」
真っ直ぐ私の瞳を見て告げる愛の言葉
「不安になったら…テレビを見て。俺を見て。この、指輪を見て」
ネックレスに通されたペアリングの片割れを触りながら言う
「これが…心菜への愛の証」
そう言い切って、優さんは私をギュッと抱き締める
「好き…大好き…愛してる…だから、お願い…待ってて」
優さんが待っててと言う
今もまだ不安は消えない…
でも…
私は待つよ…
いい子に待ってる
だって…
私は、貴方の忠犬だもん
だから…
「絶対…迎えに来て」