続・私はペットです。雌犬です。

辛い思いさせない…か

江藤くんには、そう見えたんだね

でも…


「…私、別に辛くなんかないよ」


ただ…寂しいだけ

寂しいだけだもん
辛くないよ


「雨宮っ…「江藤っ!!」


江藤くんが何かを言おうとするのを、菊香が止めた


「ごめん…菊香。私、保健室行く」


辛くないのに…

江藤くんの言葉が頭の中を回る

保健室に行くと言ったのに、向かった場所は屋上

秋も終わりそうな今の時期
きっと屋上は寒いね

だから、きっと誰もいない

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