続・私はペットです。雌犬です。

「お疲れ。今日の仕事はこれで終わりだ」


握手会が終わり、控え室に入って来たのは笹谷さんだった

でも、今の俺には返事する気力が無かった

あの子からの手紙を開いてしまったのが原因だった


「どうした?気分悪いのか?」

「…奪われたら…俺、立ち直れないかも」


俺は、笹谷さんにあの子から受け取った物を見せる

それは、裏に不吉なメッセージが書き込まれた写真だった

"奪われますよ"と書かれた写真

その写真に写っていたのは
心菜と知らない男

多分、同じ学校の同学年の男なんだろうな

そんな2人が向かい会って、笑いあってる図…
しかも、なんか良い雰囲気

見なければよかった…

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