続・私はペットです。雌犬です。
「すーぐる!」
「何?」
ドラマの衣装を脱いでいると、瑠未が近づいてきた
「ねぇ、付き合ってよ?このまま、バイバイやだぁー」
超、猫なで声の瑠未
俺の服の裾を引っ張り、イヤイヤの仕草をする
はっきり言って…
まったく萌えない
「付き合わない。諦めてよ。恋愛禁止なんだって言ってるだろ?」
いつものように返答する
いつもなら、ココで引き下がるはずなのに…
瑠未が怪しく笑った
「…彼女いるから…って言えばいいのに」
え…?
「K・A…ってだぁれ?」
驚いて瑠未を見る
すると、瑠未の手には…
「それ…なんでお前が持ってるんだよ」
俺が無くした指輪だった