ねぇ、こっち向いてよ《短編》


「裕君。怒らないで?ごめんね」


カチカチと


パソコンの音だけが響く



しばらくして


「・・・美紀」

裕君が私を呼んだ


それだけで私はとてもうれしかったんだ



「なに!!」

でも次の一言で


私の心は壊れそうだった


< 10 / 37 >

この作品をシェア

pagetop