ばかとあほ


「翔太っっ!!」


「り な」

翔太にはたくさんの機械が
ついていて、
どんどん心拍数が落ちていくのが
誰にでもわかった。


「翔太 しっかりっ!」


「り な。」


「なあに??」


「プレゼント


見つけた?」


「まだ...だよ? だから
翔太が元気になったら
見つけに..い...くからっっ」


「泣....くな....よ」

そうやって翔太は
私の手を最後の力で
握りかえしてくれた。

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