揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊦
「あ、ありがと……」
差し出された紙を反射的に受け取ると、私はゆっくりと中を開いた。
そこには、ちょっと癖のある字で書かれた『小島弘登』という名前と携帯の番号。
そして、携帯のアドレスが書かれている。
「え……?」
受け取ったものの、意味がよく分からない。
「連絡して欲しいってさ」
「ちょっ、何こんなモノ受け取ってきてんのよっ」
私の手元を覗きこんでいた沙希が、パッと紙を奪い去り。
慌てて諒斗に突き返した。
返された諒斗も、よく見ると何だか困った顔をしていたりする。
「やっぱさ、先輩には逆らえねぇんだよ。とりあえず渡すけど、連絡するかしないかは由佳に任せるから」
「でも、私が連絡しないと諒斗が困るんじゃないの?」
「ちょっ、由佳も何言ってんの!?そんな事、あんたが気にしなくていいんだってばっ!」
慌てて、沙希が私の肩を掴んで揺さぶってくる。
沙希の気持ちも分かるんだけど。
私が昨日断ってなかったら、諒斗もこんな役しなくて良かったんだろうし。
とりあえずメールして済む話なら、してもいいかな?って思うんだけど……。
差し出された紙を反射的に受け取ると、私はゆっくりと中を開いた。
そこには、ちょっと癖のある字で書かれた『小島弘登』という名前と携帯の番号。
そして、携帯のアドレスが書かれている。
「え……?」
受け取ったものの、意味がよく分からない。
「連絡して欲しいってさ」
「ちょっ、何こんなモノ受け取ってきてんのよっ」
私の手元を覗きこんでいた沙希が、パッと紙を奪い去り。
慌てて諒斗に突き返した。
返された諒斗も、よく見ると何だか困った顔をしていたりする。
「やっぱさ、先輩には逆らえねぇんだよ。とりあえず渡すけど、連絡するかしないかは由佳に任せるから」
「でも、私が連絡しないと諒斗が困るんじゃないの?」
「ちょっ、由佳も何言ってんの!?そんな事、あんたが気にしなくていいんだってばっ!」
慌てて、沙希が私の肩を掴んで揺さぶってくる。
沙希の気持ちも分かるんだけど。
私が昨日断ってなかったら、諒斗もこんな役しなくて良かったんだろうし。
とりあえずメールして済む話なら、してもいいかな?って思うんだけど……。