揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊦
木の陰で2人の後ろ姿を見送りながら。
ホッとしたような、残念なような気持ちに駆られていた。
もし声を掛けてたら、状況が何か変わってたのかな?
ふと、そんな事を考えてしまった。
金曜日じゃなくて、今日でも明日でもメールをくれるんじゃないか?とか。
電話するよ、って言ってくれるんじゃないか?とか。
軽い後悔の念に襲われる。
すぐ…そばにいたのに。
走って来た彼の、何だか色っぽい息遣いにドキドキしちゃうぐらいに。
声を掛けたら、ちゃんと気付いてくれるぐらいの距離。
もしかしたら、フェンス越しに手だって繋げたかもしれない。
キスも…できたかもしれない。
って、それはいくらなんでも無理か。
ここ、小学校だし。
克也も後から来たし。
間にフェンスの棒があって、唇が重ならないかもしれないし。
っていうか、何考えてんの私っっっ。
これじゃあ、まるで…まるで……欲求不満じゃんっっ!
……とりあえず、帰ろ。
このままここにいたら、変な妄想してしまいそうだし。
変に気持ちを高ぶらせたまま、私は家路を急いだ。
ホッとしたような、残念なような気持ちに駆られていた。
もし声を掛けてたら、状況が何か変わってたのかな?
ふと、そんな事を考えてしまった。
金曜日じゃなくて、今日でも明日でもメールをくれるんじゃないか?とか。
電話するよ、って言ってくれるんじゃないか?とか。
軽い後悔の念に襲われる。
すぐ…そばにいたのに。
走って来た彼の、何だか色っぽい息遣いにドキドキしちゃうぐらいに。
声を掛けたら、ちゃんと気付いてくれるぐらいの距離。
もしかしたら、フェンス越しに手だって繋げたかもしれない。
キスも…できたかもしれない。
って、それはいくらなんでも無理か。
ここ、小学校だし。
克也も後から来たし。
間にフェンスの棒があって、唇が重ならないかもしれないし。
っていうか、何考えてんの私っっっ。
これじゃあ、まるで…まるで……欲求不満じゃんっっ!
……とりあえず、帰ろ。
このままここにいたら、変な妄想してしまいそうだし。
変に気持ちを高ぶらせたまま、私は家路を急いだ。