揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊦
chapter17
昨夜は、ほとんど眠れなかった。
目を閉じると、自然と瞼の裏に大翔君の顔が浮かんで来て。
嬉しい反面、別れなくちゃいけないかもしれないって事を思い出させられるんだ。
「どうしたのっ?由佳。目の下クマができてんじゃん」
席についた私を振り返ると、ひどく驚いた声で沙希が尋ねてきた。
「ちょっと、ね」
「もしかしてさ、何か…言われたんじゃないの?」
「えっ?」
見透かすように言われ、思わずドキッとしてしまった。
大翔君のお母さんの顔が浮かんで来て、心臓がどうにも落ち着かない。
「あのチャラ男、今度は何て言ってきたのよっ?」
「へっ?」
チャラ男って……?
「だって、弘登先輩にメールしたんでしょ?」
「あぁ……」
その事だったんだ。
そうだよね、沙希は大翔君のお母さんの電話の事なんて知るわけないし。
目を閉じると、自然と瞼の裏に大翔君の顔が浮かんで来て。
嬉しい反面、別れなくちゃいけないかもしれないって事を思い出させられるんだ。
「どうしたのっ?由佳。目の下クマができてんじゃん」
席についた私を振り返ると、ひどく驚いた声で沙希が尋ねてきた。
「ちょっと、ね」
「もしかしてさ、何か…言われたんじゃないの?」
「えっ?」
見透かすように言われ、思わずドキッとしてしまった。
大翔君のお母さんの顔が浮かんで来て、心臓がどうにも落ち着かない。
「あのチャラ男、今度は何て言ってきたのよっ?」
「へっ?」
チャラ男って……?
「だって、弘登先輩にメールしたんでしょ?」
「あぁ……」
その事だったんだ。
そうだよね、沙希は大翔君のお母さんの電話の事なんて知るわけないし。