揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊦
chapter20
大翔君とアルタイルに来たのは、ついこの間の土曜日だった。
あの時は、まさかこんな事になるなんて思わなくて。
彼から与えられる愛に、心も身体も十分に満たされていた。
……その時は。
だって、その愛が偽りだって知らなかったから。
大翔君からしたら、ホントに都合のいいバカな女なんだろう。
お母さんとの関係を世間に知られない為に、私を表向きの彼女にして。
好きでもない女と、彼はあんな事をしてたんだ。
私を…その気にさせる為?
「お待たせ」
ガチャッという扉が開く音と共に、バスルームから先輩が姿を現した。
白いバスローブに身を包み。
頭をバスタオルで乾かしながら、ソファに座る私の方へと歩いて来る。
「由佳も、行っておいで?」
そう言って、先輩はいきなり私の胸元の赤いリボンを外してきた。
よく考えたら、私は制服姿だった。
「ホントは、制服を脱がしたいんだけどね」
悪戯っぽく笑うと、先輩はリボンをテーブルの上に置いた。
あの時は、まさかこんな事になるなんて思わなくて。
彼から与えられる愛に、心も身体も十分に満たされていた。
……その時は。
だって、その愛が偽りだって知らなかったから。
大翔君からしたら、ホントに都合のいいバカな女なんだろう。
お母さんとの関係を世間に知られない為に、私を表向きの彼女にして。
好きでもない女と、彼はあんな事をしてたんだ。
私を…その気にさせる為?
「お待たせ」
ガチャッという扉が開く音と共に、バスルームから先輩が姿を現した。
白いバスローブに身を包み。
頭をバスタオルで乾かしながら、ソファに座る私の方へと歩いて来る。
「由佳も、行っておいで?」
そう言って、先輩はいきなり私の胸元の赤いリボンを外してきた。
よく考えたら、私は制服姿だった。
「ホントは、制服を脱がしたいんだけどね」
悪戯っぽく笑うと、先輩はリボンをテーブルの上に置いた。