揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊦
「だから、ホントは由佳にもナンパするつもりで声かけたんだ」
そう言って、先輩はゆっくりと立ち上がった。
そのまま、あちこちに散らばった私の服を拾い集めてくれている。
「だけど気が付いたら、由佳の事ホントに好きになってた」
そして服を持ったまま、私の横まで歩みを進めて来て。
ベッドに横たわったままの私を、優しく見下ろしてくる。
「あっ、気にすんなよ。別に、無理強いしようとか思ってないからさ。ただ、あの時の俺は上手くいかなかったけど。由佳がそんなにソイツを想ってるなら、もう一度頑張れよ」
そう言って、先輩は私の横に服を置いてくれた。
「先に着替えとくから、シャワー浴びておいで。心も身体もきれいにして、帰ろう?」
「うん……」
どう声を掛けていいのか分からなくて。
とりあえず、制服や下着を抱えたままバスルームへと向かった。
先輩の言う通り、一度全部きれいに流してしまいたい。
大翔君とまどかさんの事。
私と先輩の事。
これからどうすればいいのかっていう事。
全てを洗い流した時。
私の本当の気持ちが、きっと見えてくるはずだから。
そう言って、先輩はゆっくりと立ち上がった。
そのまま、あちこちに散らばった私の服を拾い集めてくれている。
「だけど気が付いたら、由佳の事ホントに好きになってた」
そして服を持ったまま、私の横まで歩みを進めて来て。
ベッドに横たわったままの私を、優しく見下ろしてくる。
「あっ、気にすんなよ。別に、無理強いしようとか思ってないからさ。ただ、あの時の俺は上手くいかなかったけど。由佳がそんなにソイツを想ってるなら、もう一度頑張れよ」
そう言って、先輩は私の横に服を置いてくれた。
「先に着替えとくから、シャワー浴びておいで。心も身体もきれいにして、帰ろう?」
「うん……」
どう声を掛けていいのか分からなくて。
とりあえず、制服や下着を抱えたままバスルームへと向かった。
先輩の言う通り、一度全部きれいに流してしまいたい。
大翔君とまどかさんの事。
私と先輩の事。
これからどうすればいいのかっていう事。
全てを洗い流した時。
私の本当の気持ちが、きっと見えてくるはずだから。