揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊦
「話って……?」
隣に並ぶと、私は諒斗にそう声を掛けた。
何だか難しそうな顔をしながら、アイツはじっと私を見下ろしてくる。
「お前、昨日何してた?」
「えっ?」
突然の質問に、予想もしていなかった私は言葉を詰まらせてしまった。
そして、慌てて頭をフル回転させる。
昨日って、何時の事?
まどかさんとケーキを食べてた時?
大翔君の家に行った時?
駅のそばで泣いてた時?
弘登先輩と、ホテルに行った時……?
「紗恵がさ、昨夜親切に電話で教えてくれたんだよ。お前が、背の高いカッコイイ男とアルタイルから出て来たトコを見たってさ」
「……っ!」
よりにもよって、一番最後のやつだったんだ……。
片山さんがいたなんて、全然気が付かなかった。
「真吾は、俺と一緒にマックに寄ってたし。他に、お前の周りで背の高いカッコイイ男って言ったら…1人しかいねぇじゃん」
責めるような、諒斗の真っ直ぐな眼差し。
受け止めるのが辛くて、私はつい逸らしてしまった。
隣に並ぶと、私は諒斗にそう声を掛けた。
何だか難しそうな顔をしながら、アイツはじっと私を見下ろしてくる。
「お前、昨日何してた?」
「えっ?」
突然の質問に、予想もしていなかった私は言葉を詰まらせてしまった。
そして、慌てて頭をフル回転させる。
昨日って、何時の事?
まどかさんとケーキを食べてた時?
大翔君の家に行った時?
駅のそばで泣いてた時?
弘登先輩と、ホテルに行った時……?
「紗恵がさ、昨夜親切に電話で教えてくれたんだよ。お前が、背の高いカッコイイ男とアルタイルから出て来たトコを見たってさ」
「……っ!」
よりにもよって、一番最後のやつだったんだ……。
片山さんがいたなんて、全然気が付かなかった。
「真吾は、俺と一緒にマックに寄ってたし。他に、お前の周りで背の高いカッコイイ男って言ったら…1人しかいねぇじゃん」
責めるような、諒斗の真っ直ぐな眼差し。
受け止めるのが辛くて、私はつい逸らしてしまった。