揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊦
「さ、サボるって……」


未だかつて、病気以外で学校を休んだ事の無い私。

しかもサボるなんてすごく悪い事をしてるようで、どうにも気が引ける。


「たまにはさ、息抜きしなくちゃ。この3人でサボれる事、なかなかないんだから」


「まぁ、そうだな。とりあえず、朝マックでもしよーぜ」


そして、駅のそばのマックに向かって歩き出す2人。


えっ?ホントにサボるの……?


ドキドキしながら、私は2人の後を慌てて追った。









「私は、アイスミルクティーとアップルパイね。由佳は?」


「あ、じゃあ私も一緒で」


平日の早朝という事で、店内はそんなに混雑していなかった。

出勤前のサラリーマンやOL風の人達が、ちらほらと朝食を摂っているぐらいで。


制服姿の私達は、かなり浮いてると思う。
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