揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊦
「あのガキんちょが、その母親とそういう関係だって事かよ?」
沙希から手を離し、声を低く押さえたまま諒斗が尋ねてくる。
「ビデオ…見せられたから」
私の答えに、2人は自然と顔を見合わせていた。
予想外の展開に、きっと2人もついて来れてないんだと思う。
「それって、2人がシてるところが映ってるって事?」
「……うん」
沙希の問いに、私はこくりと頷き返す。
「何…それ?言っちゃ悪いけどさ、おかしいよっ」
嫌悪感むき出しの沙希の言葉。
彼女の言う事は、確かに最もだと思う。
「お前がその母親から聞いた事、ガキんちょは知ってんのかよ?」
「大翔君には内緒って言われたから……」
「話…まとめると、彼氏は血の繋がらない母親とデキてて、それを隠す為に由佳とつき合ってるって事?」
再び、私は沙希に頷き返した。
認めたくないけど、それが現実なんだ。
「ごめんっ、彼氏って小学生なんだよね?小学生で、そういう事とかってするの?」
自分と大翔君との関係を訊かれているようで、何だか恥ずかしくなってくる。
まぁ、私も最初はびっくりしたし。
沙希から手を離し、声を低く押さえたまま諒斗が尋ねてくる。
「ビデオ…見せられたから」
私の答えに、2人は自然と顔を見合わせていた。
予想外の展開に、きっと2人もついて来れてないんだと思う。
「それって、2人がシてるところが映ってるって事?」
「……うん」
沙希の問いに、私はこくりと頷き返す。
「何…それ?言っちゃ悪いけどさ、おかしいよっ」
嫌悪感むき出しの沙希の言葉。
彼女の言う事は、確かに最もだと思う。
「お前がその母親から聞いた事、ガキんちょは知ってんのかよ?」
「大翔君には内緒って言われたから……」
「話…まとめると、彼氏は血の繋がらない母親とデキてて、それを隠す為に由佳とつき合ってるって事?」
再び、私は沙希に頷き返した。
認めたくないけど、それが現実なんだ。
「ごめんっ、彼氏って小学生なんだよね?小学生で、そういう事とかってするの?」
自分と大翔君との関係を訊かれているようで、何だか恥ずかしくなってくる。
まぁ、私も最初はびっくりしたし。