揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊦
悲しいほど愛してる-side由佳-
chapter26
大翔君と約束をしたのは、4時に駅の改札だった。
でも、今はもう6時近い。
「どう…したんだろう?」
つい、口をついてしまっていた。
この2時間の間に、私の横を数え切れない程の人達が通り過ぎて行くけれど。
私がずっと会いたかった、たった一人の彼の姿は…未だに現れない。
時間、ちゃんと4時って送ったよね?
送信メールを、さっきから何度も確認している。
だけど、ちゃんとそこには【4時】と打たれていて。
彼が待ち合わせに遅れているというのは、確かだった。
何か…あったんだろうか?
みんなより先に、修学旅行から帰って来たみたいだし。
本当は、電話を掛ければいいのかもしれない。
だけど、彼はきっと…まどかさんと一緒だろうから。
そんなトコに電話をする勇気は無かった。
受話器越しに彼女の声が聞こえたりしたら……。
もしかしたら、決心が揺らいでしまうかもしれない。
とにかく、もう少し待ってみよう。
大翔君は私の事を4時間近く待っていてくれたんだから。
私も、彼を信じて待ってみよう。
でも、今はもう6時近い。
「どう…したんだろう?」
つい、口をついてしまっていた。
この2時間の間に、私の横を数え切れない程の人達が通り過ぎて行くけれど。
私がずっと会いたかった、たった一人の彼の姿は…未だに現れない。
時間、ちゃんと4時って送ったよね?
送信メールを、さっきから何度も確認している。
だけど、ちゃんとそこには【4時】と打たれていて。
彼が待ち合わせに遅れているというのは、確かだった。
何か…あったんだろうか?
みんなより先に、修学旅行から帰って来たみたいだし。
本当は、電話を掛ければいいのかもしれない。
だけど、彼はきっと…まどかさんと一緒だろうから。
そんなトコに電話をする勇気は無かった。
受話器越しに彼女の声が聞こえたりしたら……。
もしかしたら、決心が揺らいでしまうかもしれない。
とにかく、もう少し待ってみよう。
大翔君は私の事を4時間近く待っていてくれたんだから。
私も、彼を信じて待ってみよう。